概要
1874年、ヨーロッパ列強国が中国の植民地化政策を進めていた時代に、ポルトガルがマカオの治安維持のためインド・ゴアから派遣した、ムーア人兵士の寄宿舎として建てられました。
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花崗岩の強固な石組みの基盤にレンガを積み重ね、淡いクリーム色と白を基調とした漆喰壁が美しい大きな建物です。「ムーア」はもともと西北アフリカのイスラム教徒を指していましたが、その後イスラム教徒全般を意味するようになりました。
ゴアは当時イスラム教圏であり、現地から派遣されたムーア人兵士約200を収容していました。このため、シンプルなネオクラシック様式の中にイスラムの影響が見られるのが特徴で、2階部分、通りに面した幅4メートルの広い回廊(バルコニー)と外壁のアーチはイスラムのモスクを思わせる仕様。ライトアップされた夜の佇まいもとてもムードがあります。 現在もマカオ港務局事務所と海上警察本部として使われています。 |
| 名前 | 港務局ビル マカオ |
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| エリア | マカオ |
| 都市・地区 | マカオ |
| 住所 | Calada da Barra, Macau |
| 電話 | なし |
| 営業時間 | 09:00-18:00 |
| 休業日 | なし |
| 交通 | セナド広場から車で約5分 |
| ウェブサイト | http:// |
| 地図 |